「六ヶ所再処理工場直下に活断層」とのニュース
原発問題/2008年05月25日
今日の新聞に「工場直下に活断層か 六ヶ所核燃再処理施設」と大きく報道されている。4月の初めに公共事業チェック議員の会で再処理工場を視察した際に、私たちが日本原燃料側からのヒアリングで「工場直下」に活断層が存在する可能性を指摘し、何度かこのブロクでも指摘した。(4月6日『六ヶ所視察報告』) この視察では、出戸北断層が再処理工場の際から内部へと斜めに入り込んでいるのではないかと指摘をした。渡辺満久東洋大学教授によると、「出戸北断層」より、さらに大きな断層が太平洋側に存在していて、これが「太平洋側大陸棚外縁断層」とつながっている可能性を指摘している。
工場直下に活断層か 六ケ所・核燃再処理施設5月25日河北新報
試運転中の使用済み核燃料再処理工場がある青森県六ケ所村の核燃料サイクル施設の直下に、これまで未発見だった長さ15キロ以上の活断層がある可能性が高いとの研究を、渡辺満久東洋大教授(地形学)らが24日までにまとめた。沿岸部海域の「大陸棚外縁断層」とつながっている可能性もあり、その場合、断層の長さは計約100キロに達し、マグニチュード(M)8級の地震が起きる恐れがあるという。
日本原燃は昨年、新潟県中越沖地震とほぼ同じM6.9の直下型地震などを想定しても「施設の安全性は確認されている」と国に報告したが、教授は今回の研究を踏まえ「耐震性を再検証すべきだ」と指摘している。
渡辺教授は研究結果を、千葉市で25日から開かれる日本地球惑星科学連合大会で発表する。
教授らは、サイクル施設周辺で露出した断層や地形を調査。東側の太平洋沿岸の陸域で、幅1―2キロ、長さ約15キロのたわんだ地形を見つけた。
原燃による地下探査データと照合したところ、地下には地表のたわみと位置や幅が一致する、傾いた地層がみられた。
教授は「地表のたわみが断層活動による隆起でできたことを示す証拠だ」として、一連の地形を活断層によるものと判断。地層に含まれる火山灰の年代などから、約12万5000年前に形成された平らな海岸段丘が、何10回もかけて30―40メートル隆起したと結論付けた。
教授によると、地下探査データなどから、西側に傾斜した逆断層の存在が読み取れ、断層面はサイクル施設の直下まで延びているとみられる。また、大陸棚外縁断層の南端が延びる方向がこの断層と一致しており、両者はつながっている疑いが強いとしている。
原燃は昨年、施設に近い長さ約6キロの「出戸西方断層」を大きめに見積もって耐震安全性を検討したが、渡辺教授によると出戸西方断層は、教授が指摘する活断層に派生してできたもので、原燃は断層の本体を見逃した形になるとしている。
大陸棚外縁断層は、東北電力東通原発(同県東通村)や、隣接地に建設予定の東京電力東通原発の約10キロ沖合にある。
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